デスクトップ型とノート型でCPU性能に差があることにお気づきになった方がいらっしゃいまして、いいネタなので載せます。
CPUは、似たような世代(前後1〜2世代くらいの幅)では処理能力が高いほど消費電力が大きい傾向があります。
CPUは動いていれば必ず発熱しますので、一般的にはファンで空冷します。
消費電力が大きければ大きいほど発熱量が大きく熱くなりますので、より多くの冷却が必要です。
デスクトップ型の場合はスペースに余裕がありますから、
大きなファンや大きなヒートシンクを搭載することもできますし、冷却効率の良い設計もできます。
ですので、あまり消費電力の制約を考えずに、高い消費電力の高処理能力CPUを搭載することができます。
一方、ノート型は狭い空間に部品を詰め込みます。
隙間が無いため、大きいファンは搭載できません。
空冷しても風通しが悪く冷却効率もあまり良くありません。
また、消費電力が高いCPUの場合、バッテリーの消費が激しくなります。
モバイルで持ち歩くマシンの場合は、バッテリーだけで駆動できる時間が長いことが望まれます。
ですので、なるべく低消費電力のCPUを搭載したい・・・というような制約がかかります。
先日来当ブログにて出てきているノートPC(Dell Inspiron 5490)のCPU(i5-10210U)と、デスクトップに使われる中堅どころのCPU(i5-9500)をベンチマークのページで比較したものを下図に示します。
Max TDPの項目に注目してください。
i5-10210Uは15W、i5-9500は65Wなのです。
ちなみに10210Uの末尾の「U」は低消費電力の製品カテゴリーを示します。
末尾につく文字は他にも「T」や「K」など沢山の種類があり、私もよく把握していませんがネットで調べればすぐにわかります。
ご興味を持たれた方は、調べてみると面白いのではないでしょうか。
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