美佳のタイプトレーナーをMacで動かす(その4)M1編

Mac

 「美佳のタイプトレーナーをMacで動かす(その3)」を書いたのは2019年2月。気づけば、もはや2年前。その後、「macOS 10.15 Catalina以降では動かせない」という追記がその年の11月。現在、それから1年ちょっとです。

 その次の世代のmacOS 11 Big Surになっても状況はさほど変わっていないと思っていたのですが、M1(Appleシリコン)版Macで、Wine (CrossOver Wine)にてWindowsアプリ(一部の)を動かせるという情報が世に出ていました。

GitHub - Gcenx/homebrew-wine
Contribute to Gcenx/homebrew-wine development by creating an account on GitHub.

 技術者のみなさんはスゴイですね。

 私はそのおこぼれに預かるだけで精一杯です。

 で、上記サイトからバイナリをダウンロードできるらしいのですが、正直言ってよくわかりません。

 右のサイドバーに「Releases」とか「Latest」とか書いている7z形式の圧縮ファイルがあるので、当該ページで扱っているものそのものじゃ無いような気もするのですがダウンロードしてみました。

 解凍すると、「Wine CrossOver.app」というファイル名でWineのアイコンのファイルがでてきました。アプリケーションフォルダにつっこんで起動。(つっこまなくてもいいけど)

 図のような感じで起動しました。(ターミナルが起動しています。)

 説明にあるように、wine64 コマンドに続けて実行ファイルのパスを指定してあげれば、起動できるアプリなら起動できます。(日本語が変ですが、起動できるものとできないものがあるということです。)

 例によって、MIKAタイプを起動しようとしましたところ、いつものように起動しませんでした。

いつものようにmfc40.dllの問題のようでしたので、(その3)の「mfc40.dllの置き場」以降の対処をしたところ、

なんと、M1版MacでMIKAタイプ、無事起動!

(2021.07.09追記)
 ”(その3)の「mfc40.dllの置き場」以降の対処」の際に「.wine」が見つからない”とのコメントをいただきました。
 「Wine CrossOver.app」をアプリケーションフォルダに入れただけでは「.wine」は存在しないようです。
 ダウンロードして解凍済みの「MIKAタイプ」を一度、wineで実行を試みてみましょう。
 MIKAタイプはエラーで起動しないものの、「.wine」が生成されるようです。

 ちにみにその3で書いたmfc40.dllのリンク先、リンク先には飛べますが、ファイルをダウンロードするアイコンをクリックすると「サーバーが見つからない」となっていました。

 ですので今回は本物のWindowsからmfc40.dllをコピーして使いました。

 あと、どのタイミングだったか忘れましたが、「何かが無いから何かしろ」みたいなダイアログも2〜3回出て、その都度「インストール」ボタンを押すことでWindowsアプリが動くようになりました。

※この「何かが無い」のメッセージ、MIKAタイプ以外のアプリインストールも試しましたので、MIKAタイプのときではなかった可能性もあります。曖昧な内容ですみません。

【動作確認したマシン】
MacBook Air (M1, 2020) メモリ 8GB
OS:macOS Big Sur バージョン11.2.1(20D74)

 M1版Macで、Windows無しでMIKAタイプが動いてしまったことは結構な衝撃です。

 機会を見つけて他のアプリもいろいろと試してみたいところです。

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コメント

  1. ゆかりお より:

    M1のBigSurの11.4でうまく美佳タイプが使えません。
    ターミナルでmfc.40.dllをコピーしようとしてるのですが、
    cd .wine/drive_c/windows/syswow64
    このコマンドを打っても no such〜 のような表示が出てできません。
    対処法を教えていただきたいです。

    • dreamplus より:

      コメントありがとうございます。
      記事内に追記しましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
      (個別の技術的な質問には基本的に回答を差し控えていますが、他の方々にも有用と思われる内容のため記事に反映させていただきました。)

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