まえおき
出先でのプログラミング体験会でUnityを使ってのゲームづくり体験を画策しているときの話。
会場に持っていくノートパソコンは、手元にある古いものばかり。
そのうちのひとつとしてMacBookPro15インチモデルの2006年ものも数に入れて考えていた。
BootCampでWindows10を動かしていたので、Unityも簡単に動かせるだろうとタカをくくっていた。
ところが、Unityをインストールできない。
64bit版のOSにしか対応していないとのこと。
MacBookPro15インチlate2006に入れていたWindows10は32bit版。
…ということで、Windows10の64bit版を入れてみることにした。
ところがところが、
Windows10(64bit)のISOファイルを改めてダウンロードし、ディスクに焼き、BootCampでインストールしようとしたところ、
写真のような「Select CD-ROM Boot Type :」と出てそこから先に進めず…
調べてみたところ、MacBookPro15インチlate2006ではBootCampとしては64bit版Windowsはサポートされていないらしい。
ブートするときにEFIかBIOSかを選択する項目があるらしくそれにひっかかってしまって「Select CD-ROM Boot Type :」が出てくるらしい。
(参考1:https://1x4x9.net/2010/01/windows7-select-cd-rom-boot-ty.html)
なので、それをバイパスしてEFI起動に設定済みのISOイメージを作り、ディスクに焼いてそのディスクでインストールするとスムーズに行くらしい。
もう少し情報収集、
参考2(https://qiita.com/tokida/items/bbeb13ac6e5b788334ea)
を参考にしてインストールしてみた。
Windowsマシンでの操作
Windows10が動いている実機または仮想マシン上での操作。(これからインストールするWindows10ではなく、別途正常に動いているWindows10が必要。)
(1)Windows10のISOファイルを入手。(「windows10 iso」あたりのキーワードでググると行ける)
(2)Windows AIK Tool (DVD) / こちらは http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5753 からダウンロード。
このリンク先のページは、「Windows7 用の Windows自動インストール キット (AIK)」となっているけど、この後の作業にはこれを使う。
ダウンロードされたものはISOイメージファイルなので、ダブルクリックしてマウントする。
マウントされたディスク内のStartCD.exeを起動して、Windows AIK Toolをインストールする。
(3)手順(1)でダウンロードしたWindows10のISOファイルをダブルクリックしてマウントしておく。マウントされた仮想ディスクのドライブレターを覚えておく。
ちなみにドライブレターとは、CドライブとかDドライブとかの「C」「D」の部分。
今回、ディスク作成に使ったWindowsマシンでは、図のようにドライブレターは「H」だった。
(4)手順(2)でインストールしたWindows AIK ToolはスタートメニューのWindows Kits。その中の「展開およびイメージングツール環境」を起動。(コマンドプロンプトが立ち上がる)
これから使う予定のoscdimgというコマンドはamd64ディレクトリにあるらしいので、念のためそこまでいく。
コマンドとしては、cd amd64
(5)dirコマンドでamd64ディレクトリの中身を念のため見てみると、ちゃんとoscdimgがあることが確認できる。
(6)いよいよ、EFI起動に設定済みのWindows10ISOイメージの作成。
前提として、元のWindows10 ISOイメージがマウントされていて、そのドライブレターが「H」(環境によって異なるので、適宜読み替えること)
新しく作成するISOイメージをCドライブ直下に「Win10.iso」という名前で作ることとする。
次のコマンドを打ち込み、enterキー。
oscdimg -n -m -bH:¥boot¥etfsboot.com H:¥ C:¥Win10.iso
しばらく待つと、Cドライブ直下にWin10.isoができる。
(7)あとは、Win10.isoを空のDVDに焼く。BootCampでインストールする。
このあとの手順は参考(2)のサイトどおりで行ける。
MacBookProにWindowsが入ったあとの話
最新のBootCampドライバを入れるときの話も参考になる。
ふつうにsetup.exeを起動では「このマシン用じゃないから使えないよ」みたいなメッセージが出て入れることができない。
(引用)
(1)https://support.apple.com/kb/DL1720?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP からBootCamp v5をダウンロードする
(2)管理者モードでcmdを起動
(3)BootCampのファイルを解凍。cmdで BootCamp.msi があるフォルダまで移動する msiexec /i BootCamp.msi を実行する。
(引用ここまで)
とやれば、入れることができる。
(2)(3)が秀逸。
この方法は初めて知った。
ただし、無理矢理入れることになるので、Windowsの動作が不安定になる場合もある。
不安定な場合は、適宜原因を探して対処する必要がある。
私の場合、このあと再起動したらWindowsが正常に起動できないで再起動するループに入ってしまったので、改めてWindowsのインストールをし直した。
結局は上記の方法を使わず、手元にあったMac OS X Snow Leopardのインストールディスク内のドライバを個別にインストールした。(個々のドライバexeファイルを管理者として実行)
ATISetup.exe(¥BootCamp¥Drivers¥ATI)でグラフィックドライバをインストール、ディスプレイ解像度は本来の1440×900で表示できるようにした。
トラックパッドをマルチタッチに対応させるとか、音が出るようにするとか、各種ドライバも、たぶんこれだろう的な感じでインストール。
ある程度普通に使えるようにした。
個人的なメモとして忘れないように書いておくと
●トラックパッド・マルチタッチ
¥BootCamp¥Drivers¥Apple¥x64¥AppleMultiTouchTrackPadInstaller64.exe
¥BootCamp¥Drivers¥Apple¥x64¥AppleTrackpadInstaller64.exe
(どっちがどういう役割なのかはよくわからない)
●サウンド
¥BootCamp¥Drivers¥IDTSigmaTel¥SigmaTelSetup.exe
Snow Leopardのインストールディスク、とても重宝。捨てられない。
無事、64bit版Windows10が動き、その上でUnityが動いた。
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