ユーザーインターフェイスに惑わされない考え方を身につけよう その1

Mac

「作ったものが消えちゃったんです。」
「開けなくなっちゃったんです。」

・・・といった質問を度々お受けします。

「”最近使用した○○○”から開く方法しか知らない」からのことが多いです。

例えば、Word2007(もうサポートが切れたソフトですが、まだ使っている方もいるようです。)ならこんな感じ。

画像出典:Microsoftサポート「オフィス 2007 で “最近使用したドキュメント” の一覧を消去するには?(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/945561)」

Word2019なら、こんな感じ。

Word2019 起動直後
Word2019 「開く」ボタンを押したとき

 この一覧に見えていればいいのですが、別の新しく作ったファイルなどが増えてくると古いものから表示されなくりますよね。
 なので、この方法しか知らないと慌ててしまうのです。

 これだけのことでパソコン教室に授業料を払うなんて「もったいない」のです。
 ですので、「損しない」ためにも、基本を理解して欲しいと思うのです。

 基本さえ理解していれば、ソフトウェアのユーザーインターフェイス(見た目・操作性)が変わっても対応できます。

”最近使用した○○○”を使わない方法

  1. 保存するときに、保存する場所を自分で選ぶ・把握しておく。これが重要!
  2. その保存場所までエクスプローラー(Explorer)で直接行く(保存場所を直接開く)
  3. 該当のファイルをダブルクリックで開く
手順2の、エクスプローラー(Explorer)で直接保存領域を見るための参考図。

たったこれだけなので、ぜひ覚えてほしいです。

WindowsでもMacでも同じです。
(Macの場合はDockのファインダーアイコンをクリック or MacintoshHDがデスクトップに表示されていればそれを開くと保存領域が見えます。)

 この考え方、私がパソコンをほぼ初めて使った学生時代に先輩から教えられた基本的な使い方です。(コンピューターの基本設計って言ってもいいのかも。しかも、Macで教わりました。)
 当時はWindows95が出る前ですので、30年近く時が過ぎても通用するということになります。汎用性のある考え方は、本当に長く使い続けられるものなのですね。大々的な技術変化などがない限りはこれから先もしばらくは通用する考え方だと思います。

 ソフトウェアの見た目や操作性が変わっても、通用する考え方が身についていれば、OSやアプリのアップデートを怖がる必要はありません。

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