これまで、当教室では日商PC検定の受験者は教室内の生徒さんで受験した方はおらず、外部から試験のみ申し込まれて受験される方がほとんどでした。
教室としては、学習のしやすさ・パソコンスキルの到達度といった観点から、サーティファイ主催の資格をおすすめする傾向がありました。
ですがこの度、日商PCをご希望の方がご入会し、驚異的な早さで「文書作成(Word)3級」と「データ活用(Excel)3級」の2つに合格なさいました。
教室のレッスンとして乗り気じゃなかった理由
日商PC検定の3級以上は知識問題があります。それがクセもの。
当教室での個別指導の場合、テキストを見ながらの独学に近い状態のため、知識科目の学習がしづらいのです。
課題や問題を解いてトレーニングしていく形式の教材をやったとしても「表面上正解できる」だけで、根本から理解できるようになりづらい面もあり、教室としては本意では無いのです。
その点については、サーティファイの2級以上も知識問題があるので同様の懸念はあります。
しかし、それに加えてさらに、日商PC検定というのは、ビジネスルール的な知識だったり、仕事をしていく上での社会人としての力量もパソコン操作以上に求められる性格のものなのです。
パソコン教室として(というか「私として」と言った方が正確)、レッスンがやりづらいと感じ、生徒さんに満足の行くレッスンを保証できないと考えていました。
日商PC文書作成3級は、パソコン操作云々よりも、一般常識と国語力が重要!
・・・そんな性格・特色のある検定です。
さらに、次に要求されるのは、事務仕事実務の経験。経験がなければ想像力や推察・洞察力!です。
Wordの使い方に関しては、求人の「Word使える人」「簡単なPC操作ができる人」レベル。あまり高度な知識や技術は要求されません。
ですので、ある程度仕事でWordを使ったことがある人であれば、比較的お手軽に取得できる資格と言っていいでしょう。
ただし、何の経験も無い(仕事の実務・パソコン操作・Word)状態から始めるとなると、知識問題がネックです。
日商PCデータ活用3級は、ハイレベル!
SUM、AVERAGE、MAX、MIN、IF、ROUND、RANK、SUMIF、COUNTIF、場合によってはVLOOKUPなどなど・・・、多彩な関数を使いこなせることに越したことはありません。
集計機能、ピボットテーブル、グラフ作成、なども必要です。
「3級」にしては盛り沢山な知識と経験が必要です。
細かい指示があまりなく、実際の事務作業に近い感じの「軽〜い指示」的な問題文。「どのような機能を使って」という指示がないので、適切な方法を考えて問題を解く必要があります。
その分、実務には生かしやすいといえます。
とはいうもののパターンは決まっているので、この資格用の学習をしていけば大丈夫といえば大丈夫ですが、経験と慣れがある程度必要です。
手っ取り早く・最初の一歩・きっかけとしてならいいかも
この度、1ヶ月半で「文書作成3級」と「データ活用3級」の2科目に合格した生徒さんは、そこそこの事務経験とパソコン操作経験がありました。
ある程度の下地があれば、数週間の学習でも取得可能というモデルケースになってくれました。
ちなみに今回の学習期間、開始〜合格は各科目それぞれ3週間ずつ。教室での総学習時間は26コマ。(1コマ50分)
自宅でも毎日ではないけど空いている時間に1〜2時間は学習したようです。だからこそ、各3週間で合格を手にすることができたのだと思います。
なお、知識問題はスマホ用アプリでも学習できるので、ちょっとした時間にも学習できたようです。
とは言うものの、自宅ではお子さんに話しかけられたりして集中できないという状況もあったようでした。
教室に来ることのメリットとして
- 邪魔が入らないことで集中できる
- つまづいた時に質問できる安心感
というところはあると思います。
ほとんど独学に近い
個別指導ですので、基本的にはテキストや問題集を自力でやっていただくスタイルです。
私がその生徒さんに教えた知識や内容はホンの少しです。学習全体のうちの3%にも満たないかもしれません。それくらい、ほぼ独学に近い感じでした。
それくらい能動的に学習していただいたという点も、短期間での合格に結びついたものと思います。
ぶっちゃけ、独学でも取れる
そういった意味では、意志の強い方、集中できる環境がある方、自力解決できる方であれば、独学で取得可能な検定であるといえます。
何かパソコン関係の資格を身につけたい方、日商PCの3級をご検討してみてもいいのではないでしょうか。
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