「誰もが見やすい広報物の作り方 〜カラーユニバーサルデザインの視点から〜」
という講座(全2回)の1回目を先日受講しました。
カラーユニバーサルデザインとは、
色弱の人にもそうでない人にも万人に見やすく伝わりやすい色使いやデザインのこと・・・
ということだそうです。初めて知りました。
(初めて知ったばかりなので、表現が正確じゃないかもしれませんが・・・)
「色のシミュレータ」なるスマホアプリがありまして、
色弱の場合にどのように見えるかを体験しました。
色弱にも、P型、D型、T型、といった3種類あるようです。
通常の色に見える人はC型だそうです。
色のシミュレータで見た結果が下図(図1)です。
P型やD型は赤の色要素が少ないようです。
T型は赤みが強すぎる感じですね・・・。
カラーチラシなどで目立たせたいところを赤にしたとしてもP型は赤が感じ取りづらいので伝わりづらかったりするようです。
実際、色のシミュレータで見てみると赤が灰色っぽく見えたりして全然目立ちません。
図1のチラシ左下の【無料説明会】やその囲み枠の色をご覧いただくとわかると思います。
その逆もありで、P型の人には区別がつきやすい色でもC型の人ではほとんど違いがわからない色の組み合わせもあるようです。
例えば、P型だと青が見やすく、そのためC型だと運転しづらい夕暮れの時間でもP型なら問題なく見えたり、暗闇でも青っぽいものや輪郭がC型の人よりも見えやすいようです。
C型だと暖色系に見えるピンク(紫系に近い)はP型だと青系統の寒色に見えたり・・・、というように寒色・暖色の境目も違ったりするようです。
大変興味深い話ばかりでした。
ちなみに日本人では、
男性の20人に1人(5%)、
女性の500人に1人(0.2%)が色弱
だそうです。
普通の色に見える人と色弱の人を「正常」と「異常」と区別するのではなく、
「多数派」と「少数派」と表現した方が自然だということです。
あくまで個性なんですね。
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コメント
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